競走馬の調教や管理の責任者である調教師のもとで、馬を世話する人、また、パドックで馬を引いている人のことをいいます。
調教師の指示を受けて自分の担当する馬の世話をして、その馬をレースに最高の状態で送り出します。
調教前にはウォーミングアップを行い、調教後にはクールダウンを行い洗い場で馬の手入れを行い、体調や脚に異常がないか確認し、その後馬房に入れ飼い葉を与えます。これを担当馬ごとに繰り返します。
調教に騎乗する事はありませんが、調教厩務員と呼ばれる人たちは調教にも騎乗します。
中央競馬の厩務員になるには、競馬学校厩務員課程で半年間学び厩務員試験に合格する必要があります。
乗馬経験ならびに牧場実務経験が必要となるため、牧場などで実務を経験した後、厩務員課程を受けるか、ホースマンを育成する専門学校にて実務を経験するのが一般的です。地方競馬の場合、育成課程などはなく、直接厩舎などに問い合わせ雇用されます。
競走馬に対して、決め細やかなケアが出来るような人であることが望ましく、また、馬に対する愛情や馬と接する喜びを常に感じられる人でなければ、続けていくことができない仕事です。
