財務省、文部科学省など各省庁の幹部候補生として採用され、責任ある仕事につける資格で、各省庁の課長、局長といった将来が約束された最難関国家試験の一つです。
行政、法律、経済、心理、教育、社会、数学、物理、地質、情報工学、電気・電子、機械、土木、建築、化学、材料工学、資源工学、生物、薬学、農学、農業経済、農芸化学、農業工学、畜産、林学、水産、砂防、造園の28区分(平成13年度試験から13区分に再編)があります。
また技術系は、科学技術の素養が必要となる中央府省のほか、農業・生物系の独立行政法人となった研究機関で専門知識を生かして行政に携わることもあります。
受験資格は、21歳以上33歳未満の日本国籍の者。21歳未満であっても大学を卒業した者(見込者)は受験できます。国家公務員法第38条該当者は受験不可です。
試験は年1回(6~8月)で、第1次は24都市、第2次は9都市で実施され、1次試験は多枝選択式教養試験と専門試験があります。第2次試験は記述式専門試験と総合試験のほか、人柄などを見る個別面接があり、合格率は3.5%程度です。