保健所や市町村の健康福祉等部門で病気の予防にあたり、乳幼児健康診断や基本健康診査等の集団検診、健康教室、家庭介護教室、家庭訪問、機能訓練、個人相談・電話相談などの場で住民に健康の指導をします。
家庭で高齢者や障害者の介護を支援する、よりよい保健・医療・福祉等サービスの情報提供や利用促進を図るなどその役割も期待されています。この他、企業や学校で、社員や生徒の健康管理に携わる保健師もいます。
文部科学大臣が指定した学校を終了するか、厚生労働大臣が指定する養成所を卒業し、国家試験に合格して厚生労働大臣の免許を受けねばなりません。
保健師養成校の多くが都道府県立であり、教育の期間は6ヵ月以上と法律で定められていますが、実際には1年間学ぶのが一般的です。 医療・保健に関する専門知識や能力の他、保健の指導をするために、広い視野に基づいた指導力や技術力、人間関係の調整力などが求められます。