地方自治体に属する地方公務員の職種のひとつです。
火災から人命、財産を守るとともに火災、水難、地震などの災害による被害を極力軽減し、予防にも力を注ぐのが、消防士の仕事です。最近では女性消防官の活躍の場も増えています。
地震、事故などが発生した時に、消火活動や救急、救助活動を行います。「防災仕事」は、火災予防の推進を図るため、ビルなどの消防用設備、火気使用設備器具などを検査し、違反があれば改善命令や、悪質な場合には使用停止などの措置を取ります。また、建設物の防災安全確保の検査、ガソリンスタンドの危険物施設の許可、危険物取扱者に対する指導も仕事の一つとなります。
各地方自治体の消防本部・消防局が実施している地方公務員消防官採用試験に合格し、消防学校で訓練を受けなければなりません。
消防官の採用試験は、Ⅰ類~Ⅲ類と専門系があり、Ⅲ類は大卒以上の者は受験できず、17歳以上29歳未満が対象となり、高卒程度の学力が必要です。Ⅰ類は21歳以上29歳未満で、大学卒業程度、Ⅱ類は19歳以上29歳未満で短大卒程度の学力が必要です。専門系は、21歳以上29歳未満で、大卒以上の学力が必要です。