証券会社や銀行、保険会社などの金融機関において、お客様から預かった債券や株、為替などを売買して、その差益から利益を出す仕事です。
ディーリングを行う主体は、銀行、証券会社をはじめ、機関投資家といわれる生命保険や損害保険会社、その他の一般事業法人、個人まで様々であるが、銀行が行う為替、資金ディーリングが代表的です。
為替ディーリングは、為替相場の動きをとらえて収益を上げるものです。
例えば、この先ドルが高くなる(為替相場が上がる)と予測すれば、為替市場で円を支払いドルを買う。
その後、ドル相場が上昇した時にこのドルを売れば利益が出るが、ディーラーの予測が外れて逆にドルが下落してしまえば、損失を出すことになり、為替相場治・経済全般の動きによって変動するので、ディーラーは常に世界のニュースに注意を払い、それを分析して相場の先行きを予測しなければなりません。
瞬時に、何億、何十億円の資金を動かす責任の大きい仕事です。
特に必要な資格はありません。多くは大学や大学院を卒業して、証券会社、銀行などの金融機関に就職し、ディーリング部門に配属された後、金融ディーラーとして活躍しています。