資源の乏しいわが国では、原材料を海外から輸入し、それを加工して完成品を輸出することによって目覚しい経済成長を遂げてきおり、このような国際舞台の第一線で活躍しているのが商社マンといわれる、商社の営業部員です。
もっとも、すべての商社マンが海外取引に携わっているわけではなく、大手商社の場合は、取引の約半分は国内取引が占めています。総合商社といわれる組織は、わが国独特のもので、その情報力、組織力、資金力を背景とした総合力は、他の国には見られないものです。
特に必要な資格はありません。商社営業部員としての専門知識は、入社後の社内教育の中で養っていくことになります。商社員全体の約7割が営業職といわれており、大手商社の営業マンなどは、まさに営業職の花形といえるでしょう。この仕事に求められる資質としては、まず積極性と実行力、そして協調性、創造力とされています。