住宅や土地を買いたいとか、または買い換えたいというお客様に接触し、さまざまな要望に答えながら、取引をまとめるのが仕事です。住宅や土地を買うということは、一般の人々にとっては一生で最大の買い物となるだけに、営業部員は幅広い知識と確実な情報をお客様に提供し、きめの細かいコンサルタント的な役割も果たさねばなりません。
家の間取りや、インテリア、防音材などの細部にわたっての事柄や、金融、相続問題、所得税問題まで、土地や建物の売買に関するあらゆる知識や情報を収集していかねばなりません。このため、「宅地建物取引主任者」の資格を取ることが、この分野の営業部員には推奨されています。
特に必要な資格はありません。学歴は高卒以上が普通ですが、最近は大卒が多くなってきています。資格は問われないと書きましたが、不動産に関わる営業の仕事をする上で「宅地建物取引主任者」の資格はあったほうが就職の際に有利でしょう。入社後でも構いませんが、ぜひ取得をすることをおすすめします。
これからは土地や建物を購入しようとする顧客層の、物件や取引に対する知的レベルが向上し、取引主任者の資格を持っていないと、不動産会社の営業部員として信頼されない時代が到来すると考えられています。
