パティシエの仕事は、洋菓子店や菓子工場で、洋菓子を製造する仕事です。
見て美しく、種類が豊富で、おいしい洋菓子をつくる仕事は、創造性豊かな夢のある仕事といえます。菓子工場のラインの中で働く人と、街の洋菓子店で洋菓子を作る人を総称して、洋菓子職人といいます。
洋菓子店の場合は手造りの作業が中心となるが、菓子工場のラインで働く場合は機械の操作や監視が中心となります。
工場生産の場合でも、洋菓子店と同じ菓子を見本にして製造するため、洋菓子職人の技術、創造性、センスと経験が製品の出来に大きく影響してきます。
近年では、技能を身に付け自分で店を開くことも次第に増えています。
パティシエになるために必要な資格や条件は特にありません。 入職して経験を積む過程で、持っていると有利な資格に「製菓衛生士」や「洋菓子1級技能士」などの国家試験があります。入職後に一定の実務経験を積み、学科および実技試験に合格すると取得できます。 技術習得のためにいくつかの店を移動し、さらに自分の技術を向上させる人が多く、また何年か働いてから独立し、自分の店を開こうとする人が多いのもこの業界の特色です。 経験もさることながら、味覚が鋭いこと、デザイン、色彩、装飾などの美的感覚を持っていることが求められる職業です。
