ワインを中心とする飲料のスペシャリストとして、ホテルやレストランでワインの仕入れから接客サービスをするのが仕事です。女性の場合はソムリエールと呼ばれます。
ソムリエの仕事は、ワインを適切な時期に仕入れ、湿度や温度に注意しながらじっくりと寝かせて熟成させ、飲み頃を判断し、最高の状態でお客に提供することから始まります。
開店前には、奥の主酒庫からデイセラーと呼ばれる小さな酒庫にワインを補充し、グラスを磨いてテーブルにセットし、接客サービスをします。
ソムリエには、専業の「ソムリエ」のほかに、ウェイター・ウェイトレス兼務の「メートル・ドテル・ソムリエ」、自らレストランなどを経営する「レストラテール・ソムリエ」、酒庫を担当する「カヴィスト・ソムリエ」などがあります。
学歴や資格などは必ずしも必要ではありませんが、専門職としてその実力を認めてもらうのは容易なことではありません。
ソムリエの受験資格は実務経験5年または日本ソムリエ協会の正会員になってから1年経過後、すなわち最短でも3年の経験が必要です。