北京・広東・上海・四川などに代表される各種中華料理の調理を行うのが仕事です。
中華料理には3000年の歴史があり、他の料理に比べて、特別に高い材料を使うことなく、あるものを有効に利用するところに特徴があります。また、野菜の味や色を殺さず、栄養価を高める調理法も利点です。中華料理人とは、このような中華料理を調理する人のことで、本格的な高級料理店で多種多様なメニューを作る人と、「ラーメン」「ギョーザ」など一般向けの食事を主に作る人に分けられます。
求人等では、中国料理キッチンスタッフ、中国料理調理スタッフという呼び方がよく見られます。
特に資格は必要とされませんが、調理師免許を持っていると、独立する時や給与の面で有利になります。
ほとんどの仕事が立ち作業で、スープの入った重い鍋や、大きな中華鍋を自由自在に扱わなくてはならないので、健康な身体と体力は必要です。本格的な料理を覚えるには何年もかかりますが、基礎を覚えてラーメン店などを開いたり、独立するのが比較的容易であるのも、この職業の特徴のひとつです。