医療の知識を持ち、医師の書類作成や整理、スケジュール管理、来客対応、電話応答など事務的な作業の補佐などを行うのが仕事です。
秘書としてのスキルだけでなく、医療に関する知識も必要とされるため、医療機関の組織運営、医療関連法規、医学的基礎知識、医療実務実技などを学ぶ必要があります。
また状況を適切に判断し、行動できる能力やコミュニケーション力があり、文献や資料の収集・整理もきちんとできる人が求められています。
診療報酬明細書作成といった医療雑務や患者と医師の間に立って、業務をスムーズに進行するコミュニケーターとしての要素も重要な役割も担っています。
特別の資格は必要ありませんが、多くの場合まず民間の通信講座などで医療事務講座を受講し、薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作り方、カルテの見方などを学習します。
また、資格があればすぐになれるというわけではないが、実力を測る目安のひとつとして、「医療秘書技能検定」を受けておくと就職に有利になるでしょう。