飼い犬の毛を洗ったり整えるなどの手入れ全般を行うのが仕事です。
毛をカットする意味のトリミングから、日本では「トリマー」の名称で呼ばれています。人間の美容室などと同じように、予約を受け、来店した飼い主から希望を聞いて、仕事を進めていきます。
健康状態をチェックし、毛をとかし、シャンプー・リンス・ドライヤーや耳そうじや爪きりなどグルーミング(手入れ全般)を中心に、長毛犬種はトリミングも行います。
道具はシザー、クリッパー、プラッキングナイフ(毛を抜く道具)などがあり、犬の種類によって使い分けます。
プードルのカットは300種類もあり、トリマーのセンスと知識が求められ、美容面だけでなく、犬の食事の世話や首輪などの販売、病犬の看護なども行います。
健康管理は重要な仕事の一つで、ペットホテルをもっているところでは、食事やトイレ、健康状態に気を配らなければなりません。
時には、ショーに出場する犬のコンディションを整え、マナーを訓練するハンドラーの仕事の依頼もあり仕事内容は多様です。
様々な団体や学校が独自の民間資格を設けていますが、必須資格ではありません。
トリマーの募集は専門学校などの養成機関を通じて行われることが多く、また研修先にそのまま就職することも多いため、専門学校や養成スクールで学び資格取得を目指すことが近道です。ペットの健康状態を伝えたり、様々な相談にのれる知識とコミュニケーション能力が求められます。
また、立ち仕事のため、体力も必要となってきます。