企業や商品のイメージ、キャッチフレーズ、記事や小説の内容などをイラストで視覚化するのがイラストレーターの仕事です。
発注者からの依頼に応じて原画を描くのが一般的です。制作の手法には写実、デフォルメ(変形)、戯画化などがあり、対象も人物やスポーツ物、動物、昆虫、メカニックや建造物、あるいは幻想的テーマなどさまざまな分野にわたります。
最近は、コンピュータを使用する人も多く、新しい個性や感覚が要求されています。
常にオリジナルな表現、造形美を追求していなければなりませんが、一方では多くの人に受け入れられるポピュラリティも備えなければならないところに仕事としての難しさがあります。
必要な資格や免許など特にありません。
この仕事に就くには、デザインの専門学校などに進み、デッサンや色彩の基礎を勉強するといいでしょう。
出版業界などに勤務する人もいますが、フリーで仕事をしている人がほとんどです。
絵を描くことが好きで、技術だけではなく優れたセンスや個性を持つことが求められます。コンクールなどで賞を受賞すれば、実力と実績の証明になり、仕事に有利となります。