カラー印刷物の制作において、グラフィックデザイナーが作成したデザイン原稿に基づいて印刷用の版を作るのが仕事です。
昔も今も印刷の出来栄えは版の出来栄えに左右される度合いが大きく、製版工程は印刷の工程の中でも、もっとも手間と技術を要する分野です。
印刷の版には凸版・オフセット(平版)・凹版があるが、現在はオフセット印刷のプロセス製版(写真製版)が主流になっていいます。
プロセス製版の仕事は、分解、集版、校正の工程に分けることができます。集版の仕事は、どんなものでもこなせるようになる技術を覚えるには、5年程度かかるといわれています。
特別の免許や資格は必要ありません。
色覚に異常がなく、コンピュータに対する興味や手先の器用さが備わっているといいでしょう。
高校・大学の工芸科(印刷、画像応用科)、職業訓練校の印刷科、専門学校のデザイン科、写真科などを卒業していると就職に有利になるでしょう。