政治や経済、社会などさまざまな分野で人々が関心を持つ情報(ニュース)を、視聴者を代表していち早く取材する仕事です。放送記者は原則として、NHKと民間放送(民放)の各放送局の社員となります。全国でNHK54、民放186の放送局に配置されていますが、放送局のほとんどは、県庁所在地クラスの大都市に置かれています。取材範囲は主に国内ですが、海外で取材する場合もあり、中には海外特派員として常駐することもあります。
放送記者は身分上、放送局の社員なので、まず放送局の就職試験を受けなければなりません。
学歴は大卒が一般的です。入社試験は、NHKで新卒者27歳までなど、年齢制限をする局もありますが、学部を指定することはなく、また新聞や放送などマスコミ関係の学科を優遇することもありません。しかし、高い識見と幅広い教養が求められます。