絵を通して物語を伝える絵本を描く職業です。
絵本作家にも絵だけを描く人、ストーリーだけを考える人、ストーリーと絵の両方を手がける人などいろいろなタイプがいます。またイラストレーターが絵本として作品を発表する場合もあります。子ども向けから大人向けまで作品もさまざまです。独自の手法や豊かなイメージが要求される世界です。
絵を描く能力はもちろん、文章のセンス、構成能力なども必要です。子供達に夢を与える絵本を作りあげるためにも、日頃から感性を磨くために、美術や芸術に触れる事は絵本作家にとってとても大切な事です。
必要な資格や免許など特にありません。
美術系、デザイン系の大学や専門学校などで基本的な知識や技術を身につけて、出版社や編集プロダクションなどに作品を持ち込んだり、コンテストで受賞したりすることで次第に認められていきます。フリーの絵本作家として独立できるのは、ごく少数で、グラフィックデザイナーや児童書系出版社の社員などを兼業している場合が多くあります。