ガラスを使って、花瓶やコップ、皿などから、小物まで、さまざまなものを創り出す工芸家のことです。高温のガラスを成形するホットワーク工芸家と、成形され固体化したガラスに装飾を加えるコールドワーク工芸家に分類されます。
ホットワーク工芸家は、高温で柔らかい状態のガラスに息を吹き込み、材料のガラスを思い描く形に変えていきます。
コールドワーク工芸家は、ホットワークの職人が成形したガラスに、カット、彫刻、サンドブラスト、エナメリングなどの加飾技法をほどこして作品を制作します。
必要な資格や免許など特にありません。
ガラス工芸品メーカーに就職して技術を学びメーカーの作家として活躍する人、メーカーで勤めた後に独立して工房を持ち作家活動を行う人、工房に弟子入りして独立を目指し学ぶ人、等が主流でしたが、昨今はガラス工芸の諸技法を学べる学校も増えたため、学校で技術を習得し、卒業後すぐに作家として活躍する方もいます。年齢的な制約がなく、技術を身につければ長く続けられる仕事であり、独立して自分の工房をもつことも可能です。