金やプラチナなどの素材を使い、ダイヤモンドやルビー等の宝石類をあしらって美しいジュエリーを作り上げていく仕事です。伝統的な技法などを用いてひとつの製品を仕上げる「手づくり」とキャスト(鋳造)技術、プレス加工、自動編み機(ネックレス)、カット技術などを用いて機械を利用して作る「量産」とに分かれます。現在は商品の種類もデザインの技術も極めて多様化し、商品ごとに専門化してきました。
貴金属、宝石細工は細かい仕事ですから適性も必要で、センスの良し悪しも大きな要素となります。業界で技術が一流といわれる人たちは、手や指先の器用さに加え、天性の美的センスや感性が備わっているようです。センスや技術は入職してからでも養えますが、この職業は常に「創作能力」を要求されます。
必要な資格や免許など特にありません。
宝石彫刻デザインなどの専門学校や美術系の大学などで、基礎知識を学ぶことが望まれます。 就職先は、貴金属・宝石細工を行っている会社や工房などです。 関連する資格として、「貴金属装身具製作技能士」の資格があります。