オーケストラの音色やテンポを図りつつ、演奏全体の音楽表現をひとつにまとめあげてゆく職業です。
指揮者の解釈によって、演奏のスタイルや曲のイメージが大きく変わるもので、感性の違いがそのまま指揮者の個性となり、オーケストラの評価へとつながります。
全体でまとまるよう指揮をとる統率力、そして何よりも深い音楽的才能が要求されます。
各楽器奏者のメンバーに解釈や奏法を的確に伝えることにより、クオリティーの高い最高の作品が生み出されます。
指揮者になるためには、必要な資格や免許など特にありません。
音楽に関する高度な知識や技術ばかりでなく、芸術感覚が何よりも必要とされます。
音楽大学などで、指揮者としての基礎を学ぶのが一般的です。楽器や声楽、作曲などを学び、音楽についての幅広い知識や経験を身につけた後、あらためて指揮者への道に進む人もいます。