漆の樹液を加工処理して塗箸や椀などの漆器工芸品を製造する仕事です。漆は古くから東洋の特産品として親しまれています。漆器製造工には素地づくりから始まり、素地製造工、下地工、漆塗工、蒔絵・沈金工など漆器が生まれる過程に関わる様々な職業があります。
また、漆器産業は伝統的な手作業漆器だけでなく、合成樹脂による大量生産の工業的な製品づくりもあります。
必要な資格や免許など特にありません。
漆工に関わる実技を習得できる学校や職業訓練校で学んでおくとよいでしょう。
漆器製造業では、昔からの徒弟制度により子弟を育成している産地もあります。
多くは家内工業的な事業所で、親方という師について、4~5年の修行を積みます。