絵画や彫刻などの美術品を専門に修復する職業です。
絵画や彫刻など、年代が古くなって劣化した美術品や、何かのアクシデントによって破損した場合、一部消失した場合などに修復する作業を担当する専門家です。
素材や色などを、いかに元の状態に近づけるか、残っている部分と違和感なく仕上げるのかが腕の見せどころです。どのような修復にも対応できるように、油彩画、日本絵画、染織品、木製品、古文書などの知識と技術の習得が必要になります。
必要な資格や免許など特にありません。保存修復課程のある大学で基礎を学び、美術館や博物館、修復工房に就職して経験を積むか、修復家に弟子入りして技術を学ぶのが一般的です。
非常に高い専門知識や技術が必要な職業ですので、一人前になるまでに10年かかるとも言われています。