筆と墨で創造性を生かして、独自の芸術的な文字を書く芸術家のことです。
楷書、草書、古書など幅広い知識や技能が必要です。精神を安定させて、おだやかな気持ちで書くことが大切です。
展覧会などを開ける著名な書道家はごく少数で、師範として子ども達や趣味の講座などで書道を教える場合が多いようです。
書道家のみで生計を立てられるという人は、ごく少数であるのが現実です。厳しい道のりですが、書道を通じて自らの世界観を表現出来るやりがいのある仕事です。
必要な資格や免許など特にありません。
大学やスクールで書道を学ぶのも良いでしょう。著名な書家に弟子入りして指導を仰ぐ場合もあるようです。
所属する書道団体の検定試験を受けたり、日本書写技能検定協会主催の毛筆書写1級などの資格取得に挑戦したりするのも良いでしょう。
書家単独で十分な収入を得ることが難しいため、書道講師として働きながら、作品をコンクールなどに応募して、社会的な評価が得られるように努力していきます。