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陶芸家

土選びをして、粘土をこねて、ろくろなどを始めとする手法で陶磁器を焼き上げる専門家の事を言います。
陶磁器は通称「焼き物」と呼ばれ、私たちの日常生活に欠かせない食器の他、衛生陶器、タイル、碍子などが作られています。陶磁器製造では、製造工程のほとんどを手で行う伝統技法から、コンピュータやロボットを駆使して製造する最新の技術まで幅広い製造法が現在では使われています。
陶芸家に必要なのは、確かな技術と陶芸に関する深い知識、美的センスを持っている事はもちろん、コツコツと作品作りに取り組める忍耐力と土運びや窯での作業、粘土をこねる作業など体力をかなり使うので、健康で体力に自信がある人に適正があります。

必要な資格等

必要な資格や免許など特にありません。
求人募集や縁故によって事業所に就職し、現場で作業を通じて仕事のやり方を覚え、技術や技能を習得するケースが一般的です。工芸大学や工芸の専門スクールで学び、陶磁器メーカーの制作部に就職をする人もいます。現在では、成形や絵付けでアート的なセンスが求められるようになってきており、できれば工業高校などで技術やデザインを習得されることを勧めます。
手作業による工芸的生産では、一人前になるには少なくとも3~5年の修行が必要だといわれています。公共職業訓練校や窯業大学校などで高度な技能を習得することも可能です。