医薬品を原材料から合成・加工し、製品にしていく仕事です。また、製造装置の操作・監視、医薬品の肉眼的検査を行い、品質維持も行います。
製薬工場の主な工程は、まず医薬品の原料をつくる製薬工程、次にそれを加工して実際の医薬品のかたちにする製剤工程、さらに完成した医薬品を包装する包装工程があります。製薬作業は、自動化が進み、重労働はほとんどなく、機械が行う仕事と人が行う仕事が区別されたマン・マシンシステムとなっています。
原則的には高卒程度以上の知識と技能が要求されます。
入社後は、各企業が担当作業に必要な知識と技能について十分な企業内研修を行っており、基礎的な知識・技能から、固有技術、前後工程などの知識・技能、さらに製造技術の裏付けとなる化学・生物・工学的な知識や専門的知識を持つレベルまで、年数をかけてレベルアップしていきます。
製薬作業に従事する心構えとしては、細心の注意力と規則を守る心がけが大切で、何よりも生命の尊さを守るという使命感を持つことが大事だといえるでしょう。