天然皮革、合成皮革、布などの材料を加工して、かばん、バッグや財布、名刺入れなどの袋物(ふくろもの)を作る仕事です。
袋物の中でも、特にハンドバッグやファッションバッグは流行の変化、消費者ニーズの多様化に応じて、同一製品の大量生産を行わないスタイルが一般的です。完成品の質は、袋物製造工の技能程度によって決定的に左右されます。
学歴も特別な資格も必要ではありません。入職後は、始めは熟練を必要としない作業に従事し、上司や先輩からマンツーマンの指導を受け、材料や加工方法などについての知識を身につけていくのが一般的です。
縫製作業においては、布の場合は2~3年、皮革の場合は5~7年ほどで一人前のレベルになります。 デザインやスケッチなどから実物を想像する空間判断力、色や柄も含めた美的センスや感性などが求められます。