さまざまな動物や植物から抽出された香りをブレンドしてオリジナルの香りをつくり出す仕事です。
テーマに合わせて新しい香りを創作したり、既存の香りを再現するのが主だが、香水に限らず、石けんやシャンプーなどのトイレタリーの香りや、イベントなどでの香りの演出を行うこともあります。最近では、自分だけのオリジナル香水を求める女性が増え、それに応えるフレグランス・デザイナーとして仕事をする人もいます。
食品の香りを調合する仕事はフレーバリストと呼ばれます。
特に資格は必要ありませんが、大学の化学部や薬学部、調香のコースのある美容専門学校を卒業して化粧品メーカーや香水メーカーに就職するのが一般的です。
数千種類の香りを記憶して、自由に組み合わせる技術とセンスが求められるので、一人前の調香師となるまでには、就職してから10年、早い人で5年ぐらいかかるとも言われています。