一般にガードマンやガードウーマンと呼ばれる警備員は、建物の内外や人が大勢集まるところ、あるいは逆に人目が行き届かないところで、事件の発生や事故の発生を警戒防止する仕事です。
警備員の仕事の内容は多種多様で、警備業法によると、ビル、銀行、病院などの施設において盗難防止や事故警戒にあたる1号警備、道路工事現場や祭礼、イベント、駐車場での交通誘導等にあたる2号警備、現金や貴重品、美術品などの運搬などを行う3号警備、民間における要人の身辺警護にあたる4号警備があり、さらに夜間無人になる建物などにセンサーを設置し、基地局において監視や警戒にあたる機械警備などに分類されます。
特に必要な資格はありません。しかし、人の生命や財産を守るという責任感が強く要求される仕事であるため、警備業法の適用のもとに、警備員の制限を求めていて、禁治産者や何らかの犯罪で刑を執行されたり、精神病者、アルコール、覚醒剤の中毒者などは、警備員になることはできません。
こうした制限に該当しない人は、学歴、性別を問わずだれでも警備員になれますが、警備員として企業に就職した場合は、業法の定めるところにより、その企業において30時間以上の警備員教育を受けなければ警備員として勤務できないことになっています。