建築物の開口部や天井、玄関、部屋に窓や扉などを取付ける作業を専門に行う仕事です
サッシ施工は技術的に見ても非常に特異性のある工事で、専門工事業者の分野となっています。取付に際しては、開口部の出入り、高さなどを1ミリ単位で正確に計測し、曲りやゆがみのないように取付します。
サッシ工法には、カーテンウォール工法からカバー工法までいろいろなものがあり、大きさも施工法も現場によってまちまちです。従って、仕事の内容も肉体労働の他に、全体の建築計画に合わせた施工計画、さらに安全対策の検討や、現場に合わせた工法の検討など、頭脳労働も必要です。
学歴、性別、年齢の制限はありません。
しかし、国家検定である「サッシ施工技能士」の資格を取得すると就職に有利です。 製品搬入などでクレーンを使用したり、玉掛け作業を行う場合は資格を要します。また、サッシの取付でアーク溶接を行う場合は特別講習を受ける必要があります。
サッシ工を目指す人は、まずサッシ施工業者に雇用者として入職し、仕事に必要な知識や技能を習得します。通常は、6ヶ月程度で補助の仕事ができるようになり、2~3年で取付工事ができるようになります。
現場では数人でチームを組み、職長や作業員、作業補佐といった役割分担の中で作業を進めます。