放射線取扱主任者とは、放射線障害防止法に基づき、放射性同位元素あるいは放射線発生装置を取扱う場合に、放射線障害の防止について監督を行う仕事です。
各事業所に1名以上選任し届出が義務付けられています。その主な職務は、放射線障害予防規定の制定および改廃への参画、放射線障害予防上重要な計画作成への参画、法令に基づく官辺手続きの審査、立ち入り検査等の立会い、異常及び事故の原因調査への参画、事業者に対する意見の具申、使用状況・施設・帳簿及び書類等の審査、関係者への助言・勧告及び指示、その他放射線障害予防に関し必要な事項などです。
受験資格は特にありません。
放射線取扱主任者は、取り扱うことができる範囲の広いものから第1種、第2種、第3種に区分されています。第1種及び第2種は文部科学大臣登録試験機関が主任者試験を行い、合格者は更に、文部科学大臣登録資格講習機関の資格講習を受講することによって国家資格を取得できます。第3種は主任者試験が不要で、資格講習を受講することによって直接に国家資格を取得できます。
