スキーやカヌー、スキューバダイビングなどの野外活動を行なうときに、ツアーのリーダーとなって専門技術や安全な遊び方を教えるのが仕事です。
キャンプやサイクリングといった野外活動のインストラクターの場合、地域の青少年研修施設等を活用して、教育的な目的で開催される講座や研修会での講師として必要な知識や技術を指導するほか、一般市民向けの行事や教室等を通じて、娯楽としてのスポーツ、自然体験活動として利用者や参加者に伝達します。
自然保護系、環境教育系のインストラクターの場合、自然観察会などを通し、自然と人間との在り方など環境保護のために必要な視点を持ってもらうことを目的とした指導を行ったり、環境問題の解説者(インタープリター)として、国立公園や観光地等に設置されているビジターセンターの訪問者を対象として解説を行うなどの活動を行っています。
一般的な学歴の要件は特にありませんが、スポーツごとの団体や協会で実施している認定ライセンスを取得するのが一般的です。そのため、各領域の取得資格ごとに年齢制限がかかっていることがあります。
レジャースポーツ系のインストラクターとなるためには、個々の活動種目ごとの普及団体が認定する資格を取得する必要があり、野外活動指導者の場合、キャンプ、サイクリング、ホステリング、オリエンテーリングの4つの分野ごとの資格があります。
自然活動系のインストラクターの場合、例えば、日本自然保護協会が主催する養成講習会を修了すること自然観察指導員として登録されますが、専門職業としての資格というより、ボランティアとして登録されるという意味が強くなっています。したがって、スポーツ系の学科がある専門学校などで知識を身につけると良いでしょう。