聴覚、言語機能又は音声機能の障害のため、音声言語により意思疎通を図ることに支障がある身体障害者とその他の者との間の意思疎通の確立に必要とされる手話通訳を行います。手話の通訳者として一人前になるにはかなりの経験が必要といわれています。
手話通訳士は、ごく一部の人を除いて、まだ職業としては成り立っていません。別の仕事に就きながら、ボランティアとして活躍している人が多いのが現状です。
聴覚障害者情報文化センターが実施する手話通訳士試験に合格することが必要です。
受験資格は20歳以上で、3年程度の手話通訳経験がないと、合格が困難とされています。手話通訳の唯一の養成機関として、国立身体障害者リハビリテーション学院の手話通訳専門職員養成課程で知識や技術を学ぶこともできます。