靴製造における工程を大別すると、デザイン・設計工程、裁断工程、縫製工程、底付け工程、仕上工程と、5つに分かれています。靴製造工は、それらの工程を受け持ち、靴製造全般に携わって仕事を行います。
量産方式を採用している事業所では、各部門の作業がさらに細分化して工程の数も増加しますが、近年は他種少量生産の傾向にあり、量産体勢の事業所は少なくなっています。
特に必要な資格はありません。
デザイン・設計部門の仕事に就くには、デザイン系の高校などを卒業した方が望ましく、コンピュータの初歩を習得しておく必要があります。どの部門でも入社直後は比較的熟練を必要としない作業から仕事を覚え、その中で材料や靴の知識、製造の技術も習得してゆくのが一般的です。