主な製造工場としては、飲用牛乳、ヨーグルト、乳酸菌飲料、乳飲料などを製造する飲用牛乳工場や、アイスクリーム製造工場、さらに、牛乳を原料として加工したチーズやバター、練乳、粉乳などを製造する乳製品工場などがあります。
飲用牛乳の製造では、乳牛からしぼった生乳を検査し、脂肪の粒を均質化してから殺菌冷却し、紙容器やビンに包装するという流れになります。
ヨーグルトや乳酸菌飲料水を製造する場合は、牛乳の製造と同じ仕事に、生乳に砂糖や香料を調合したり、乳酸菌を加えて発酵させたりする作業が加わります。
現在の乳製品工場では、機械化された生産ラインで製造が行われており、手作業の工程は少なくなってきています。
学歴、資格、経験などは特に必要ありません。持っていると有利な資格としては、公害防止管理者、危険物取扱者、一般計量士、衛生管理者などがあげられます。職場によっては、これらの資格の取得が義務付けられているところもあります。