ビデオ機器の組立・調整工は、VTRを構成している部品や材料を組み合わせ、部品ユニットや外装パネルなどを組み立てて完成品を製造したり、メカニズム系や電気系の調整を行います。
ビデオ製造関連工程は、機能別に分類すると、電気信号を処理する基盤ユニット、信号と磁気テープに入力する回転ドラムユニット、テープ走行機構部のメカユニット、外装部品としてのフロントユニットの4つのユニットに分類され、これらは前工程と称されており、ここで製品の組立、調整、検査が行われてから、ファイナルラインへ供給されます。
ビデオ組立・調整工になるために特別な条件や制限はありません。
健康で協調性があり、一般常識を持ち備えた人であれば、年齢などにかかわりなくだれでもできる仕事といってよいでしょう。ビデオの組立・調整は自動機によるものと手作業によるものが共存している作業形態ですが、作業そのものは簡単なものです。
組立作業の中には、部品またはユニットの取付けや締結作業など手先の作業があり、こうしたことから女子に適した仕事といえ、就業者の60~70%は女子が占めています。