金属材料の接合方法のひとつである溶接を行う技能者です。造船、自動車、車両、重電機、一般機械、圧力容器などの製造業が主な職場となります。
その他建設業でも、ビルディング、橋、ダムのような鉄骨構造物を建設する際に溶接工の役目は重要です。溶接工の職場は非常に広範囲にわたっています。
溶接工は一般に重量物を製作し、かがみ作業、立ち作業などもあるので、強靭な身体と耐久力が必要です。
公共職業訓練校で技能を身につけてから就職するのが一般的です。
溶接機の構造や操作と溶接機を使用するのに必要な電気、ガス、溶接材料および安全・衛生の基礎知識を学習します。溶接のうちガス溶接については、危険性のある可燃性のガスを用いるため、各都道府県の労働基準局長が指定した人の行うガス溶接技能講習を修了していなければ行うことはできません。
溶接工の関連資格として、溶接品質を確保するために「溶接管理技術者」、「溶接技能者」などがあります。