潜水士の業務は多岐にわたっていますが、港湾、漁港、漁場整備、海洋開発、海洋性レジャー設備などの工事には潜水技術は欠かせないものです。船舶関係では、サルベージ作業、船底の清掃、補修補強作業があり、災害・事故などの際のレスキュー隊活動やマスコミ関係の水中テレビ・水中写真撮影、その他各方面が行う調査、観察、水中バレー、水族館の餌付け作業など、いわば潜水士は陸上で行う作業をそのまま、潜水装備を身に付けて水中で行う仕事です。
労働省が実施する潜水士免許試験に合格する必要があります。潜水技術を習得するには、スキューバ式潜水については民間のダイビングスクールなどで指導を受けたり、潜水に関する講義や実習を行う水産系の大学、水産高校などで学ぶのもひとつの方法です。
なお、潜水士免許は水中での作業技能を評価したものではないので、潜水して何をやれるかという資格(溶接、溶断、発破、写真など)を習得しておくことが大切です。
海洋・港湾・漁港などの建設、サルベージ、漁業、警察、海上保安庁、消防署、放送出版などの会社や官庁に所属するか、自営業として依頼される仕事を遂行します。