車両外部の清掃と内部の清掃・整備を行います。
外部は機械による清掃と手で洗う清掃があります。内部の清掃は、使用する車両の用途により違いがありますが、床面の清掃、座席、窓ガラス、天井、灰皿、カーテン、ダストボックス、洗面所、トイレなどの清掃があり、整備としてリネンに関するものの他に、給水作業や、寝台のセット、解体などの作業があります。
車両には、新幹線用、在来線の特急用、急行用、近郊用、通勤用、団体専用などがあり、用途に応じて、清掃の時期、回数や作業方法に違いがあります。駅ホームで、列車の折り返し時間内に行っている乗り込み清掃なども、列車清掃員の仕事です。
必要な資格や免許など特にありません。
鉄道会社から委託された列車清掃専門の会社に就職します。事業所は全国にあり、大都市近辺の事業所では常時求人をしている会社もあり、比較的容易に入職できます。ただし、職場は鉄道の構内にあるので、定められた規則に従うなど、安全面では特に注意しなければなりません。
従業員には鉄道会社からの出向者、再就職者が多いのも特徴です。