小学校と違い、免許のある単一教科を教えるので深い専門知識が必要となります。また、中学時代は、子供から大人にかわる過渡期で、不安定になる生徒も多いので、適切な指導をしていかなくてはなりません。人間としての幅広い教養や対応力が求められます。
教育職員免許法による中学校教員普通免許状の取得が条件とされています。中学校教員免許状は、小学校と違い、国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、保健、技術、家庭、職業、職業指導、外国語、宗教などの各教科に分かれており、文部科学大臣が認定した大学院、大学、短期大学などで所定の単位を修得することが必要です。なお、免許には大学などの種類、修得単位数などに応じて、専修、1種、2種の3種類があります。
免許状を取得後、地方自治体の採用試験に合格するか、私立中学校の採用試験に合格すれば、教員として働く事ができます。